地震計 システム Seismometer
計測震度計
地震計 システム
KSG-T2030は、計測部に±4000galのセンサーを採用した高性能ネットワーク対応型の地震観測装置です。
従来型の基本機能を継承しつつ、リモート機能を強化するなど、保守性にも優れた装置です。
特長
- 計測震度計として気象庁検定を取得。
- 豊富な通信ポートを標準装備し幅広いネットワークに対応。(Ethernet/RS-232C/RS-422/USB/モデム/接点入出力等)
- リモートメンテナンス機能により、ネットワークを介した遠隔操作が可能。
- 8.4インチカラーLCDを採用により、表示部視認性を向上。
- データ記録部2GBのCFを標準装備し、多くのデータが保存可能。
性能
計測部仕様
検出 | フォースバランス型サーボ式加速度センサー |
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検出成分 | 3成分(東西・南北・上下) |
測定分解能 | 5×10-6 G(5mgal) |
測定範囲 | ±3000gal(水平±4000gal) |
直線性 | ±0.1% |
カットオフ周波数 | 30Hz |
サンプリング周波数 | 100Hz |
A/D分解能 | 24Bit 実効分解能22bit以上 |
波形伝送方式 | ディジタル伝送 |
電源 | DC+36V ※処理部より供給 |
温度条件 | -10℃~60℃ |
外形寸法 | φ230×137(H)mm ※コネクター部除く |
質量 | 約3.4Kg |
処理部仕様
制御 | CPU制御 |
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検出 | 感知時刻、計測震度、震度階、各成分卓越周期、各成分最大加速度、3成分合成最大加速度、各成分最大加速度周期、SI値 |
記録媒体 | コンパクトフラッシュ2GB |
記憶内容 | 感知時刻、計測震度、震度階、各成分卓越周期、各成分最大加速度、3成分合成最大加速度、各成分最大加速度周期、SI値、観測地点番号各成分地震波形(WIN32準拠) |
通信出力 | Ethernet(1ポート)速度 10BASE-T /100BASE-T |
RS-232C(2ポート)速度 9600bps(デフォルト) | |
RS-422(2ポート)速度 9600bps(デフォルト) | |
USB(2ポート)速度 Full Speed-12Mbps | |
モデム(RS-232Cポートを1ポート使用) | |
入出力点数 | 入力:8点 出力:8点 |
時刻校正機能 | GPS時刻校正 |
表示 | 8.4インチ タッチパネル |
プリンター | 感熱式ラインドット方式 |
電源 | AC100V±10% |
温度条件 | -10℃~50℃ |
湿度条件 | 90%以下 |
外形寸法 ※コネクター部除く |
484 (W)×152(D) ×375mm(H) |
質量 | 約12Kg |
外部表示器 SPI-H1000
表示部 | カラー液晶 12インチ タッチパネルにより画面切替可能 |
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表示内容 | 地震検出時刻 |
計測震度 | |
震度階 | |
各成分最大加速度 | |
3成分最大加速度 | |
卓越周期 | |
稼動状況 | |
電源 | AC100V±15% |
停電保証 | UPS内蔵(鉛シールド型) 5分程度 |
外形寸法 ※突起部除く |
400(W)×140(D)×320mm(H) |
質量 | 約13Kg |
震度情報ネットワークシステム Model:KOK_Web
平成18年4月 総務省消防庁発表の「次世代震度情報ネットワークのあり方検討会最終報告書」に対応したシステムのステータス表示プログラムです。
- 気象庁フォーマットに準拠した震度情報の収集と蓄積
- 県内や全国の最新または過去の震度情報の表示
- 遠隔による計測震度計へのメンテナンス操作
システム概要
本システムは、都道府県内での地震発生時、各市町村に設置された計測震度計から送信される震度情報を受信し、それらの情報をデータベース化すると共に、関係部署への震度情報の送信を行います。
システム構成例
主な機能例
データ収集機能 | 各市町村設置の計測震度計より送信される震度情報や状態情報を受信し、震度情報ネットワークサーバへ格納します。 |
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消防庁メール 送受信機能 |
県内で発生した地震が定められたレベルを超えた場合、速やかに消防庁へ消防庁メールフォーマットにて送信します。また、消防庁より送信される全国震度情報を消防庁メールフォーマットで受信しデータベースに蓄積します。 |
気象台向け 震度情報送信機能 |
県内で発生した地震が定められた条件(例:30秒以内に2箇所以上で検出)において、その条件の震度情報を気象庁フォーマットにてファイル伝送を行います。 |
震度情報表示機能 | 計測震度計より受信した震度情報を気象台震度階級にて、県を模した地図上に表示します。 |
消防庁より受信した震度情報を気象台震度階級にて、日本を模した地図上に表示します。 | |
震度履歴一覧より過去の震度情報を気象台震度階級にて、県を模した地図上に表示します。 | |
震度履歴一覧より選択された震度情報に合わせた、波形データを表示します。 | |
震度計に蓄積された稼働記録を収集、表示できます。 | |
時刻校正機能源 | タイムサーバ等より時刻データを取り込み、震度情報サーバの時刻合わせを正確に行います。 |
バックアップ機能 | 全てのサーバのデータドライブとデータベースを定期的に自動でバックアップを実行します。 |